確かゲーテのファーストだったと思うが、ある男が高い崖から飛び降りて、星になりたいと思った。彼は、落ちる途中で、もしかしたら、星になれないかも知れないと考えた。すると、彼はそのまま奈落の底に落ちていった。
また、別の男が高い崖から飛び降り、星になりたいと思った。彼は絶対に星になるんだとと言って、自分の意志を貫いた。すると、不思議なことに彼の身体は急に宙に浮かび、天へ向かって上り始めた。そして、彼は、夜空に輝く星になった。 夢を叶えるには、不屈の精神が必要である。意志が固ければ固いほど、幸運も巡ってくるものなのだ。たとえ貧しくても、自分の夢は決してあきらめてはいけない。心さえ豊かなら、夢は叶う。
私が小学1年生の頃、将来何になりたいと先生に聞かれ、「サラリーマン」と答えた。なぜならその答えが一番現実的だったからだ。しかし、私の友達は、「宇宙飛行士」と答えた。私は、友達を見てゲラゲラ笑った。なぜなら日本には、有人飛行ができるロケットがなかったからだ。
私は、そんなことも知らないのかと彼を軽蔑した。しかし、彼は夢をあきらめず30を過ぎてからアメリカに渡って、スペースシャトルに乗り、そしてついに念願の宇宙飛行士になった。本当に軽蔑されるべきは彼を笑った私だったのだ。