2008年12月30日火曜日

たった一人の人間でも

『たった一人の人間でもその小さな無常の生命によって、数百世代もの人々のたんなる希望の夢にすぎなかったことを、一つの現実に、不朽の真実に作り変えることができる。』

ツヴァイク

「恋空」


おはようございます。ぷーすけです。

昨日、テレビで映画「恋空」を見ました。

1200万人が泣いたと言われる人気ケータイ小説の映画化。

私はDVDで持っているのにもかかわらず、ついついテレビで見てしまった。

DVDで見れば、画面が綺麗なのに。

元々プロの作家が書いていたケータイ小説が中高生などの支持を受け、10代、20代などの素人小説の活動の場となりました。

そんな中で、「恋空」は、ケータイ小説の火付け役となり、一大ブームが巻き起こった。この小説は、書籍化されるや否や、わずか1ヶ月で100万部を突破。その年の文芸部門売り上げの第3位に輝いた。

作者美嘉の実話に基づいた感動のラヴストーリー。

映画では、ヒロイン役の美嘉にガッキーこと新垣結衣、ヒロー役のヒロに三浦春馬。息のあった二人のカップルに心打たれます。

ケータイ小説ならではのメールや電話による以心伝心。

そう言えば、携帯電話の普及により、恋愛のけいたいも変わりましたね。

いつでもどこでも自分の気持ちを伝えることができるのは、ケータイのメリットかもしれませんね。

美嘉の数々の試練に立ち向かうヒロの姿に男気を感じました。まさにヒロは男の中の男ですね。ぷーすけが惚れ惚れするほど格好いい。

男って言うのは、負けることがわかっていても、闘わなければならないときがあるんです。

それにしても、学校のいじめは陰湿でした。人間として許せませんね。犯罪です。傷ついた人の傷に塩を塗るような悪質さに目を覆いたくなります。

一途で純粋な愛こそがふたりの心を昇華させるのかな。

美嘉の献身的な愛には、涙が止まりませんでした。

女性の恋愛は計算高いと言われるけど、美嘉は、死ぬとわかっているヒロに身も心も捧げました。

最期にヒロは、美嘉の笑顔を胸にしまいながら、青い空へと旅立っていきました。ヒロが空になって、美嘉が川へ身を投げようとしたとき、つがいの白い鳩を使って彼女を助けました。まるでヒロが美嘉に「いつも僕はそばにいるよ」と言っているみたいでした。

たとえ自分が死んでも、愛する人に幸せになってほしいと思うのが人間としての優しさなんですね。

内容的には、「愛空」かもしれないけれど、若い二人には、やはり「恋空」なのかな。

ガッキーファンにとっては、絶対にハズセナイ一作ですね。

ところで、「あなたは幸せですか?」

愛とは何?

たとえ裏切られても、その人のことを許してしまう。

それが愛ってものさ。

(ぷーすけ)