ぷーすけです。
日曜日の夜に親友から「信じていた彼女に裏切られた」と電話がありました。
事情を聞くと、次の通りでした。
親友は、去年の春頃、行きつけの飲み屋で、彼女と知り合いました。
彼女はM大の経済学部2年生で、理絵(仮称)という名前でした。
彼は他に、ゆずちゃんという好きな女性がいたのですが、理絵ちゃんの熱意に負け、週末にデートの約束をして、有楽町でスパイダーマンの映画を見ました。
その後、彼は、理絵ちゃんに「私の彼氏になって!」とせがまれ、他に好きな子がいたのに、思わず「うん」と言ってしまいました。
その次のデートの時に親友は、彼女に「ダーリン」と呼ばれ、熱烈なラブレターをもらいました。しかし、親友はその内容については教えてくれませんでした。
やや寒いその年のクリスマス。彼は、彼女から手編みのマフラーをもらいました。
夜、フランス料理を食べた後、彼女が行きたいというので、東京タワーのイルミネーションをふたりで見に行きました。
彼女の門限はいつもは午後8時なのですが、この日だけは、親に午後10時にしてもらったそうです。
駅のホームで彼は彼女を見つめると、別れ際に、彼女は優しく彼に唇を重ねてきました。
彼女はかなり年下で、多少ワガママな面もありましたが、カワイイ子だと思っていたそうです。
翌年のバレンタインデーに、彼は理絵ちゃんから手作りのチョコレートをもらい、ホワイトデーに、私の親友は、彼女に15万円もするセリーヌのピアスを買ってあげました。
彼はそんなに高価な物を買う予定はなかったのですが、「彼女の証だよ」とせがまれたので、苦笑いをしながら、買ってあげました。
しかし、それから、しばらくして、彼女から連絡が来なくなりました。
心配して電話をかけると、不在メッセージが流れ、それから5分後、彼女から「近々、留学するので、もう連絡して来ないで」というメールが来ました。
彼は驚いて、彼女に連絡を取ろうとしましたが、着信拒否をされてしまいました。
彼は、「留学で遠距離恋愛がツラいのだろう」と彼女を許しました。
そして、昨日の日曜日、もしかして、彼女が一時帰国しているかも知れないと、電話をしたところ、「新しい彼氏が出来たの」という返事があり、しばらくして、その彼氏から、「理絵が迷惑だと言っているので今後連絡しないでくれ」という電話があったそうです。