2007年12月8日土曜日

【恋愛】

○ 恋はほどほどにするものだ。そのような恋こそ長続きする。(シェイクスピア~ロミオとジューリエット)

○ 恋人として男と女のちがう点は、女は一日じゅう恋愛をしていられるが、男はときどきしかできないということである。(モーム~月と六ペンス)                             

○ パンに不自由しながら人は恋を語れるでしょうか。(アベ・プレヴォ~マノン・レスコー)                             

○ お金がなくては恋もままならぬ。(編者)                                      

○ 恋する者と酒のみは地獄に行くと言う、根も葉もない戯言にしか過ぎぬ。恋する者や酒のみが地獄に堕ちたら、天国は人影もなくさびれよう!(オマル・ハイヤーム~ルバイヤート)                             

○ 恋はもしかすると死より強いかもしれぬ。しかし病気は死より一層強い。(マルセル・プレヴォ)

○ あなたの目は、こっそりと私の心を盗む。泥棒!泥棒!泥棒!(モリエール~贋才女)                             

○ 恋は人生のすべてではない、その一部分だ、しかもごくわずかな一部分だ。恋は遊戯だ、歌のようなものだ。(石川啄木~ローマ字日記)                             

○ 恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(山家鳥虫歌)                             

○ 恋人が恋人のところへ行くときは、学校生徒が本を離れるときのように嬉しいが、恋人が恋人と分かれるときは、重い本をさげて学校へ行く時のように悲しい。(シェイクスピア~ロミオとジュリエトの悲劇)                             

○ 恋愛の兆候の一つは彼女は過去に何人の男を愛したか、あるいはどういう男を愛したかを考え、その架空の何人かに漠然とした嫉妬を感ずることである。(芥川竜之介~侏儒の言葉)                               

○ 恋は富よりもはるかに強い。恋は財宝よりも富裕よりもはるかに強い。けれど恋はそれらの力を借りねばならないのだ。(アベ・プレヴォ~マノン・レスコー)                             

○ くだらん男も恋をすれば、少なくとも今より立派になる。(シェイクスピア~オセロー)                             

○ ひと目惚れを信じることよ。(ベルナール)

○ 男の恋は人生の一部、女の恋は女の全生涯。(バイロン~詩人)                             

○ 恋ははしかと同じで、誰でも一度はかかる。(ジェローム~閑人閑想)                             

○ 恋というものは、すぐに冷えちゃうから、暖めたり、揺さぶったりしなくちゃいけないよ。(ピアフ)                                       

○ 少女の恋は詩なり。年増の恋は哲学なり。(長谷川如是閑)                              

○ 恋をして恋を失ったほうが、一度も恋をしなかったよりもましである。(テニソン~イン・メモリアム)                                      

○ 頭で考えてはいけない。心で感じるんだ。     

赤坂の居酒屋「時代屋」

 今日夕方、友達と赤坂の居酒屋「時代屋」に飲みに行った。最初は、居酒屋「三間堂」に行こうと思ったのであるが、店員の電話での対応があまり良くなかったので、赤坂見附から少し遠いが、一ツ木通りのTBS近くにある「時代屋」に行くことにした。

 店内は、田舎造りの家屋を思わせるようなレトロっぽい雰囲気であった。たまに外国人向けの接待に使われるらしい。私はライチオレンジの果実酒を飲み、鴨と葱のみそ焼きと時代屋サラダ、そして、塩味の海鮮ちゃんこ鍋を食べた。結構美味しかったが、ちゃんこは、この間行ったちゃんこダイニング「若」の塩ちゃんこの方が断然美味しかった。けれど、店内の雰囲気が時代屋の方が落ち着いてとても良かった。

今日は、彼女の命日

  今日は、だいぶ昔につきあっていた彼女の命日。彼女は、二十歳の若さであの世に逝ってしまった。おばあちゃんの介護をしながら、夜遅くまで仕事をしていた。彼女の家を訪ねた時、仏壇の前には、彼女の成人式の遺影が飾ってあった。満面に笑みをたたえていた。その傍らでご両親が号泣していた。

 彼女が亡くなったのは、渋谷で私とデートしてから三日後である。彼女は、「久しぶりにゆっくりできた」と喜んでいた。まさかそんな彼女が急に死んでしまうなんて思いも寄らなかった。彼女は仕事の帰り、車を運転していて、道路上に立ってある案内板の柱に激突した。過労のせいか、居眠り運転をしていたらしい。

 もうすぐクリスマスというのに、彼女は、私の目の前からすーっと消えてしまった。もう二度と彼女の声も、ため息も、囁きも聞くことは、決してない。未だに携帯の留守録の彼女の音声を消せないでいる。

 「昨日はごちそうさま。クリスマスイヴにまた会おうね」

 彼女の切ない声が私の胸の中でこだまする。二度と二人で過ごすことのできないクリスマスイヴ。私にとってクリスマスは、ホワイトではなく、ブルークリスマスだ。クリスマスソングを聴くと何故か全てがむなしく聞こえる。

 彼女の名は、忍。しのぶちゃんは、バレンタインデーには、いつも手作りのクッキーを焼いてくれた。「焦げたクッキーはママに食べてもらったよ」と小悪魔のように笑うしのぶちゃんの笑顔を愛くるしく思えた。彼女は、吉川英治の三国志に夢中で、私は会うたびに文庫版の三国志を買ってあげた。

 「そんなに早く三国志は終わらないよ」と私は、天につぶやいた。

 彼女は、ゲームやアニメの話をよくしてくれた。「私の話をいつも真面目に聞いてくれるのは、あなただけよ。だから、私はあなたが好きなの」と言った言葉を思い出す。そんなたわいもないことで人を好きになるしのぶちゃんがものすごく好きだった。

 彼女と一緒にいると、心に安らぎを感じた。悪いことをしても、彼女だけは許してくれるような気がした。彼女は、人に尽くしても見返りを求めなかった。たとえ傷ついても、傷つけた人を恨まなかった。彼女は全ての人に優しかった。

 しかし、私は、そんな彼女を救うことができなかった。時々自分が嫌で嫌でたまらなくなる時がある。自己嫌悪に陥ったりする。

 そんな時、彼女が、「自分に甘えちゃダメ。私の分まで精一杯生きて」と言っているような気がした。

 ありがとう、しのぶちゃん。

逮捕の元教授意向で博士号、合議審査は「形だけ」

 逮捕の元教授意向で博士号の合議審査は「形だけ」だったことが判明。
 讀賣新聞によると、「名古屋市立大大学院の医学博士号の審査を巡り、同大元教授の伊藤誠容疑者(68)が収賄容疑で逮捕された事件で、同大学院医学研究科では、担当教授1人、担当分野以外の教授2人の計3人の合議制による審査方法が形骸(けいがい)化し、事実上、担当教授の意向で合否が決まっていたことが7日、わかった。

 愛知県警捜査2課と中村署などの特捜本部は、担当教授だった伊藤容疑者がこうした実態を悪用し、謝礼目当てに学位を乱発していた疑いもあるとみている。

 調べによると、同研究科の博士号の審査は、学位の申請者を指導する担当教授が「主査」、担当分野以外の2教授が「副査」を務め、論文審査と口頭試問(面接)を実施。結果は3人の合議で判定し、同科の全教授らでつくる委員会へ報告して、委員による投票で合否を決定するシステム。しかし、同大関係者によると、「合議制は形だけで、合否判定は主査がカギを握っており、委員会も合議の結果をうのみにしていて、結果が覆るケースは全くなかった」と証言する。」という。
 
 教育を施す側の大学教授が倫理観が全くないとは困った者だ。小説みたいな話が今や現実に起こっているのは、信じられない拝金主義の世の中だ。金銭至上主義は絶対に良くない。

守屋前次官の留学費を山田洋行が立て替えか

  守屋前次官の次女留学費を、実は山田洋行が出していた疑いが濃厚となった。

 朝日新聞によると、「収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された前防衛事務次官の守屋武昌容疑者(63)が次女の米国留学費について、逮捕前の朝日新聞記者の取材に「大学の奨学金から出ている」と説明したのに反して、奨学金が給付された形跡はないことが大学側の話などでわかった。守屋前次官側は昨年、軍需専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者(69)=贈賄容疑で再逮捕=から留学費として現金百数十万円を受け取ったとされ、特捜部が捜査を続けている。前次官が、わいろの疑いがある現金を留学費に使ったことを隠すため、虚偽の説明をした可能性が強まっている。

 宮崎元専務の指示でこの現金を送金した山田洋行の米国子会社元社長の秋山収被告(70)=業務上横領罪などで起訴=も逮捕前、守屋前次官と同趣旨の説明をした。前次官と元専務側が口裏合わせをした可能性もある。

 守屋前次官の次女が入学を希望したのは米国にある工科大の大学院。93年に山田洋行のオーナーが100万ドルを寄付したのを契機に日本人留学生向けの奨学金制度ができた。関係者によると、次女の希望を知った宮崎元専務は約2年前、この大学院を紹介。しかし、入学はできず、近くの語学学校で英語を勉強することになった。授業料は年約110万円という。

 守屋前次官は9月、「(生活費などは)ずっと私が送っている。(次女が志望する)大学には奨学金制度がある。大学に入る前の語学学校の授業料は、その大学が出してくれている」などと説明。秋山元社長も同月、語学学校の学費について「(工科大が)払っていたはず。スカラシップ(奨学金)があるから」などと話していた。

 しかし、朝日新聞が現地で入手したこれまでの奨学金の受給者12人のリストに、次女の名前はなかった。工科大に取材したところ、奨学金を受け取るためには大学院に入学することが必要で、「未入学者は給付の対象外」と回答した。語学学校の担当者も「非営利の財団方式で運営され、奨学金制度は一切ない」と答えた。

 このため、守屋前次官に10月、奨学金制度がないことを問い直したところ、「そんなことはないよ。もし間違いだったら、ちゃんと払いますよ」と話した。前次官は参院の証人喚問でも「すべて自分の娘のことだから、私のお金でやっている」と述べている。

 宮崎元専務は04年と06年に、秋山元社長が管理していた米国内の裏金口座から、守屋前次官の次女と妻の幸子容疑者(56)=収賄容疑で逮捕=名義の口座に計三百数十万円相当の米ドルを振り込んだ。この現金は前次官らが受け取ったわいろの疑いが持たれている。前次官夫妻はゴルフ接待疑惑が浮上した後の今年10月ごろ、元専務と相談し、この現金を返却したことがわかっている。」という。

 とても防衛省の事務方のトップに君臨した人と思えないほど、モラルのない人だ。命がけでイラクに国際貢献に従事した自衛隊員の気持ちがこんな野郎にわかるはずはない。防衛省の恥だ。まじめに国民のために汗水流して働いている公務員の信用を大きく失墜させたのだから、重罪である。