2008年1月16日水曜日

【人間】⑥

○ 私の理論によって批判されるのは、臆病や不精や怠惰によっ て漫然と不法を甘受する態度だけである。 (イェーリング~権利のための闘争)                             

○ 人は、つねに自分の幸福をのぞむものだが、つねに幸福を見わけることができるわけではない。(ルソー~社会契約論)                               

○ 世を長閑に思ひて打ち怠りつつ、先づ、差し当たりたる、目の前の事のみ紛れて、月日を送れば、事々成す事なくして、身は老いぬ。(兼好法師~徒然草)                                           

○ 子孫のために計画を立てる場合、美徳は相続されないということを忘れてはならない。(トーマス・ペイン~コモン・センス 他三篇)                             

○ 人間はおのおのものの見方をもっている。そして同じ一人の人間でも、時が変われば同じ対象に対して違った見方をする。(ベッカリーア~犯罪と刑罰)

★★★本当にあった怖い話

 本当にあった怖い話。

 今から10年以上前、私の知り合いの女友達が酒屋の次男坊と結婚をした。新婚旅行から帰ってきて、旦那の両親と一緒に住んで、半年たった頃、夜中に2階からトントンという音が聞こえてきた。

 彼女は、トイレがてら、気になって、2階に上がり、音が聞こえる方へと向かった。良く聞くと、奥の倉庫から音がしている。

 彼女は、勇気を振り絞って、倉庫の扉を開けると、そこには、見知らぬ男が車いすにのって、ニヤリと笑いかけた。彼女が悲鳴を上げたのは言うまでもない。「ぎゃー!」。その叫び声は深夜に近所中に轟いた。

 何と、その男は、旦那の兄貴だったのである。精神分裂症で気が触れていたので、嫁に知らせることなく、隔離されていたのだ。彼女は、この時初めて、夫の兄にご対面し、気を失ってしまった。

 旦那の家族は、こんな重要なことをそれまで彼女に隠し通していたのである。まるで、犬神家の一族のようだ。

 今年、どこぞの次男と結婚間近の女性は、これから長男の所在を確かめておいた方がよいかも。結婚で一生後悔しないために。