2007年12月8日土曜日

逮捕の元教授意向で博士号、合議審査は「形だけ」

 逮捕の元教授意向で博士号の合議審査は「形だけ」だったことが判明。
 讀賣新聞によると、「名古屋市立大大学院の医学博士号の審査を巡り、同大元教授の伊藤誠容疑者(68)が収賄容疑で逮捕された事件で、同大学院医学研究科では、担当教授1人、担当分野以外の教授2人の計3人の合議制による審査方法が形骸(けいがい)化し、事実上、担当教授の意向で合否が決まっていたことが7日、わかった。

 愛知県警捜査2課と中村署などの特捜本部は、担当教授だった伊藤容疑者がこうした実態を悪用し、謝礼目当てに学位を乱発していた疑いもあるとみている。

 調べによると、同研究科の博士号の審査は、学位の申請者を指導する担当教授が「主査」、担当分野以外の2教授が「副査」を務め、論文審査と口頭試問(面接)を実施。結果は3人の合議で判定し、同科の全教授らでつくる委員会へ報告して、委員による投票で合否を決定するシステム。しかし、同大関係者によると、「合議制は形だけで、合否判定は主査がカギを握っており、委員会も合議の結果をうのみにしていて、結果が覆るケースは全くなかった」と証言する。」という。
 
 教育を施す側の大学教授が倫理観が全くないとは困った者だ。小説みたいな話が今や現実に起こっているのは、信じられない拝金主義の世の中だ。金銭至上主義は絶対に良くない。

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