2007年9月6日木曜日

金沢

 金沢は、本当に素晴らしいところだ。私は、2年間金沢に住んでいたことがある。室生犀星で有名な「男川」と呼ばれている「犀川」の近くに住んでいた。毎朝、犀川のほとりを歩きながら、出勤した。心地よい川の風を浴びながら、散策した。

 金沢は、この犀川と「女川」と呼ばれる「浅野川」に挟まれている。浅野川の近くには、主計茶屋、西の茶屋などの茶屋街がある。金沢は、茶道、能、小唄、加賀友禅など伝統と文化をこよなく愛している町だ。

 市役所のHPの解説によると、「金沢の町の起こりは、蓮如の北陸地方の布教により一向宗徒の勢力が強まり、農民を中心とした信者が加賀の守護富樫政親を高尾城に滅ぼした後、真宗本願寺の末寺を「金沢御坊」として建立し、加賀一向宗の中心とし、以来、寺のまわりに、後町、南町などの町がつくられたことがはじまりと言われています。」という。

 文人としては、先ほどの室生犀星、徳田秋声、泉鏡花などが有名。この3人は、金沢の三文豪と呼ばれている。泉鏡花記念館などは、小さいけれど、なかなか見応えがある。金沢は、自然を愛する文人を多く輩出した。

 卯辰山から見る金沢の風景が私は大好きだった。兼六園もお薦めである。

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