2007年9月5日水曜日

たんとの旬菜善

 今日の昼、虎ノ門にある「たんと」という店で、限定10食と言われている旬菜膳をたんと食べた。店のお姉さんから「最後の1食です」と言われ、運が良いと思った。なぜなら、この間来たときは、とっくに売り切れていたからである。その時は、しばらくして定食の全品が品切れになった。

 1食1000円もしたが、それだけの価値があった。刺身が新鮮で、焼き魚が脂がのっていて、口の中ではじけた。炊き込みご飯も味噌汁もコクがあって、あっさりしていた。アサリかシジミが入っていた。しかし、メニューの写真に比べると、明らかに刺身の量が少なく、豪華さにやや欠ける。

 そう言えば、江戸時代にあさりとしじみを売る行商は、病人のいる家の前では、かけ声をかけないそうである。「あさり、しんじみ」が「あっさり、死んじまえ」に聞こえるからである。

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