2008年1月15日火曜日

【人間】5

○ 己を知らざることや、知らぬことを知っているように空想して知っていると思いこむことは、狂気にもっとも近い。(クセノフォーン~ソークラテースの思い出)                             

○ 人間は、時として、満たされるか満たされないか、わからない欲望のために、一生をささげてしまう。その愚をわらう者は、畢竟、人生に対する路傍の人に過ぎない。(芥川龍之介~羅生門・鼻・芋粥・偸盗)

○ われわれも、間違った原因に心を乱されているときに正しい弁護や言い訳を持ってこられると、心理と無実に対してさえ怒ることがいくらもある。(モンテーニュ~エセー)                                   

○ およそ人の頭脳には3通りある。第一は自分で判断をつけるもの、第二は他人の考えが判るもの、第三は自分でも判らず、他人の考えも解らぬもの。第一はもっとも優れ、第二も善く、第三は無能である。(マキアヴェッリ~君主論) 

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