2008年9月6日土曜日

ひとなつの甘い想い出

君は僕にとってひと夏の甘い経験だった。

こんなにも君は甘く切ない存在だった。

君に初めて唇をつけた時、ひんやりと甘い香りがした。

君はとろけるような甘さだった。

君はいつも赤く頬を火照らせていたね。

恥ずかしがり屋の君の少し多目のホクロが魅力的だった。

こんなにも冷たい君を僕は愛してやまなかった。

そういえば、君は夏の日差しが苦手だったね。

一緒に歩いていると、とろけてしまいそう。

君は夏の疲れを忘れさせてくれた。

こんなにも君のことが大好きだったのに。

ある日突然、君は姿を消した。

夏の終わりとともに、君との甘い思い出も色褪せてしまうのだろうか。

僕は必死になってスーパーやコンビニで君を探した。

君の緑の影はもうそこには見られなかった。

僕は、涙を流しながら、君との淡い恋を思い出した。

君を失って、初めて、君に首ったけだったことに気がついた。

毎日風呂上がりに君と出会うのが楽しみだった。

君は素直に僕に身体をゆだねた。

僕は、むさぶるように君を噛んだ。

でも、もう君はいない。

愛しき君の名は………


「スイカバー」

とろけるような甘いアイスクリーム!

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