2008年1月13日日曜日

水の嫌いな魚

  嘘みたいな本当の話。水の嫌いな魚がいるという。その名は「ヨダレカケ」。エラはあるけれど、呼吸の6割以上は、皮膚呼吸なので、水中に長くいると、酸欠で死んでしまうらしい。面白い魚だ。

 ヨダレカケは、のどの部分の吸盤がまるで赤ちゃんの涎掛けに似ていることから、その名がついたという。海辺に済んでいるが、波が来ると、水が嫌いなので、逃げてしまう。

 移動は、岩か岩へジャンプする。また、水の上を飛び石のように連続に飛び跳ねていく。だが、生まれて一日だけは、海にどっぷり浸かって暮らすという。

 魚のくせに水が嫌いで、まるで、世の中になかなか馴染めない私のようであった。

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