2008年1月20日日曜日

常磐線




常磐線は走る居酒屋である。都内ではあまり酒を置いている駅は少ないのであるが、上野では日本酒も置いてある。

 勤め帰りの遠距離通勤サラリーマンが都内の飲み屋に寄る金もなく、酒とツマミを買って、常磐線に乗り込む。

 だから、夜になると、車内は酒臭い。私みたいに小田急や京王線を利用してきたセレブ(笑)にとっては、信じられない光景である。

 右手につり革を持ち、左手にワンカップ大関。ツマミは背広の左上ポケットに入れて、まるで立ち飲み屋にいるみたいである。

 彼らは、電車の揺れに抵抗することなく、左右に揺れている。見事だ。しかし、電車で揺れているのか、酔っ払って揺れているのかわからない。

 たまにバランスを崩して、目の前で居眠りこいて座っている見知らぬ客の頭に酒をコボスことがある。

 客にとっては冷や酒を浴びせられたようだ。常磐線の立ち飲みは、本当に迷惑この上ない。絶対にやめて欲しい。この田舎者めが!(笑)

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